音戸で味わう本物の呉焼（お好み焼）「しんちゃん」

2018年10月15日2019年4月22日

呉市音戸のお好み焼き「しんちゃん」

しんちゃんは音戸にあります。
音戸へは呉市街から車で20分程度。赤い音戸大橋を渡っていくもよし。日本一短い渡船「音戸の渡し」に乗っていくもよし。まずは音戸までの道のりを楽しみましょう。

音戸の瀬戸の眺めもなかなかです。

橋のたもと、渡船乗り場の近く、鰯浜というちいさな町の路地をすすむと「しんちゃん」があります。

「しんちゃん」という店の名前はのれんにマジックでさりげなく書かれているだけなので名前を頼りにお店を探そうとするのはちょっと難しいかもしれません。ですが、お好み焼き屋さんののれんを目指せば簡単に見つかります。

「しんちゃん」のお好み焼きはいわゆる広島風のお好み焼きとは違います。「呉焼」と言われるもので、お好み焼きの具材にもしっかり味がつけられていて、それらの具材を生地と玉子ではさみ、最後に半月状に二つ折りにするスタイルです。

いざ、しんちゃんへ

10月中旬の土曜日。ほぼ一年ぶりの「しんちゃん」です。
お店に着いたのは11時半ぐらいでした。
お店には、お持ち帰りのお好み焼きが焼けるのを待っているお客さんが一人。あとは、お客さんなのか？それともただのお友達なのか？注文をした様子もないけど、カウンターに座ってお店のおかみさんとおしゃべりしている女性が一人。その女性は私たちがお店に入ると、「はい、どうぞ。」と席をゆずってくれました。ほとんど身内ですね。

注文したのはお好み焼のそば肉玉にイカ天のトッピング。
お好み焼のそば肉玉がなんと450円でトッピングのイカ天が50円。あわせてもたったの500円です！！
この価格はちょっと驚きです。

注文すると、まず、ザクザクに切ったキャベツともやし、豚肉。蕎麦を鉄板で炒めます。

そして、炒まってきたところでおたふくソースをたっぷりかけます。香ばしい香りが立ちます。思わず、
「あー、美味しそう！」
するとおかみさん曰く
「うちは、一日コレを2本使うんよ。」
とのこと。
コレとは2キロ入りのおたふくソースのボトルのことです。
おたふくソースでしっかり具に味がついているところがしんちゃんのお好み焼きのおいしさの秘密の1つなのでしょうか？

香ばしく炒め上がった焼きそばがもっちりした生地に包まれて、お好み焼きは出来上がりました。

最後にサラリとソースをぬってアオサをパラパラ振りかければ、その香りはさらに素晴らしい！！

こちらがお好み焼のそば肉玉イカ天トッピング500円です。